【東京新聞杯】シャドウディーヴァ“黄金タッグ”で重賞初Vだ!斎藤誠師、岩田康を「信頼」

[ 2021年2月5日 05:30 ]

<東京新聞杯>厩舎周りの運動に出発するシャドウディーヴァ(手前)(撮影・郡司 修)
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 東京日曜メインの「第71回東京新聞杯」は昨年2着シャドウディーヴァが重賞初Vに燃える。14年オークス馬ヌーヴォレコルトの斎藤誠師(49)&岩田康誠(46)の最強タッグ。子息の新(19)&望来(20)は同期3年目騎手で活躍中。親父の威厳を見せるか!?

 5歳を迎えたシャドウディーヴァが東京新聞杯で今年初戦を迎える。昨年東京新聞杯(2着)以来、岩田康と丸1年ぶりのコンビ復活で8度目騎乗。もっともタッグを組んできた仲だ。

 送り出す斎藤誠師は「この馬には思い入れがあるようで、何とかしたいという思いが伝わってくる」と語る。斎藤誠師&岩田康といえば、14年オークスのヌーヴォレコルト。桜花賞馬ハープスターを退けてG1制覇を勝ち取った思い出タッグだ。同師のJRA通算372勝中、騎手別で6位の18勝を岩田康で挙げている。関西騎手では1位。同師は「岩田康騎手は思い切りのいい騎乗をしてくれるし、鋭い勝負勘を持っている。頭ごなしに騎乗スタイルを決めて乗るのではなく、流れに応じて臨機応変に的確な判断ができる。経験も豊富ですし、信頼して任せられるジョッキー」と円熟46歳の敏腕にホレ込んでいる。

 子息の新と岩田康の子息の望来は同じ栗東所属騎手でデビュー3年目。新は82勝、望来は118勝(4日現在)と順調に白星を伸ばす。指揮官は「僕はジョッキーの経験がないので、新に騎手目線のアドバイスはできない。なので岩田康が望来に対してしているアドバイスを参考にさせてもらっている。騎手心理も聞いたりしている。いろいろ勉強になることが多いです」と“パパ友”で切磋琢磨(せっさたくま)して、磨き合っている。

 ディーヴァは東京の重賞で2着3回。昨年東京新聞杯は優勝したプリモシーンと半馬身差。同じ岩田康が騎乗した3歳のフローラS(2着)はウィクトーリアと鼻差。タイトルは手の届くところに来ている。同師は「動きは満足。体も大人になり、気持ちの面と一致してきた印象。左回りは間違いなくいい。距離は正直1F短いが昨年も好走したレース。何とか重賞を獲らせたい。適条件と思って使います」と気合を込めた。斎藤誠師&岩田康のコンビで勝てば、JRA重賞Vは15年中山記念(ヌーヴォレコルト)以来。古馬牝馬戦線をきっと熱くさせてくれるディーヴァの21年初戦に注目が集まっている。

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2021年2月5日のニュース