【川口・SS王座決定戦】青山 耐えた!圭一郎との直線勝負制し連覇「忘れられない一年になった」

[ 2021年1月1日 05:30 ]

<川口オート12R>スーパースター王座決定戦を連覇し、ガッツポーズで祝福に応える青山(撮影・郡司 修)
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 川口オートレースのSG「第35回スーパースター王座決定戦」は12月31日、最終日12Rで王座決定戦が行われ、青山周平(36=伊勢崎)が10周回を逃げ切って1着。スーパースターは昨年に続き3回目、通算8回目のSG優勝を飾った。2着は鈴木圭一郎(26=浜松)、3着は荒尾聡(39=飯塚)。

 誰が相手でも抜かせない。大みそかの川口走路を切り裂き、Vゴールを駆け抜けた青山。試走からハネてマシンは万全ではなかったが「気持ちは負けないつもりだった」。1角先制から10周回を耐えた。最後は圭一郎との直線勝負に持ち込まれて「やべえ、差されたと思ったけど何とか」とS1の貫禄を示した。

 2年連続のMVPは確定的。昨年のSG3勝から一転、今年はここまで無冠だったが「スーパーハンデ(最重ハンデの10M後ろ)を経験したし、優勝回数は自己ベスト(年間13V)。忘れられない一年になったと思います」。オート界の中心にはいつも“ブルーモンスター”がいた。

 昨年の大みそかは2万3000人を超える大観衆だった。コロナ禍の今年は人数制限の上限5000人。それでも「苦しい時でも声援を受けて一生懸命頑張れる。すぐにコロナは収まらないだろうけど、皆さんと一緒になってオートレースを盛り上げたい」。2021年もNo・1は走り続ける。

 ◆青山 周平(あおやま・しゅうへい)1984年(昭59)12月5日生まれ、千葉県出身の36歳。2011年7月、31期生として登録。同期に佐藤摩弥、丸山智史、渡辺篤らがいる。G1・13回、今回でSG8回、通算60回目の優勝。1メートル63、53キロ、血液型O。

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