【朝日杯FS】アスコルターレ「一番」の仕上がり!“狙い通り”馬なり4F55秒2

[ 2020年12月17日 05:30 ]

<朝日杯FS>坂路を駆け上がるアスコルターレ(撮影・亀井 直樹)
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 【G1ドキュメント・栗東=16日】「早起きは三文の徳」とばかりに、この日の栗東坂路を走った905頭の中で、いの一番に登場したのがアスコルターレだった。G1に特別登録した馬だけが着用できる特殊ゼッケンの番号(五十音順)も「1」。これで一番時計なら面白かったが、陣営がそこを目指しているはずもなく、実際はほぼ馬なりにとどめての4F55秒2~1F12秒2。手綱を取った三藤助手は“狙い通り”を強調した。「全体が55秒くらいでラスト1Fが一番速くなるようにとの指示。折り合い、手応えともに良く、馬も気分良さそうに走っていた」

 実は先週木曜の1週前追いも“いの一番”の登場。しかも4F52秒5と1F11秒9がともに2歳一番時計タイだった。「だから今週はやり過ぎず、軽過ぎずでよかった」(同助手)。レースを重ねるごとに10キロずつ増える馬体重には「また10キロくらい増えそう。でも太くはない。今までで一番具合はいい」と言い切った。仕上がりは文句なしだ。

 となれば、最大のポイントは距離。過去3戦は全て1400メートル。マイルに延びる点がどうか。実は見た目にそっくりな母アスコルティの全2勝も1400メートル以下だった。「スタミナはあると思う。ただ、ピッチ走法だから距離はやってみないと分からない。先週乗った北村友騎手も“ピッチ走法だから1400メートルの方が競馬はしやすいかな”と言っていた」

 あと1Fを克服できるか。岡崎は過去のレースとパドックを見直し、最終的にジャッジを下すことを決めた。

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2020年12月17日のニュース