【とこなめ・MB大賞】守田 捲り差しV!山口の仕掛けに乗って決めた「あんな展開は年に何回もない」

[ 2020年9月7日 05:30 ]

優勝トロフィーを手に笑顔の守田
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 ボートレースとこなめで6日、「G2モーターボート大賞」優勝戦が第12Rで行われ、4コースからコンマ07のスタートを決めた守田俊介(45=滋賀)が見事に捲り差し、通算2度目のG2優勝を飾った。2着は藤原啓史朗、3着は山口剛だった。

 SG屈指の実力者が勝負強さを発揮した。守田が外を握った山口の仕掛けに乗って絶妙な捲り差しを決めてVゴールを駆け抜けた。「スタートでゼロ台を行くのが仕事。いいスタートが行けた。運もあった。(山口)剛がカドになってチャンスができた。あんな展開は年に何回もない」

 確かにカド位置に引いた山口の存在は大きかったが、守田自身もコンマ07のスタートを繰り出している。ツキ+手腕で今年7V。持ってる男は違う。「足はだいたい仕上がっていた。(4日目3Rで)吉田裕平君を2Mで差した時に、これを差せるならいい足だと思った。出足に自信があったし最終日は冷えた分、準優以上に良くなっていた」

 これでSGクラシック(21年3月、福岡)の出場が確定。勢いは加速する。「グランプリなどは考えず一つずつ頑張っていくだけ」。一走入魂の精神で守田が前に進む。

 ◆次走 優勝した守田俊介、そして山口剛、藤原啓史朗は10日からの宮島G1チャンピオンCに出場。前本泰和、魚谷智之、田村隆信、峰竜太、平本真之らと対戦する。吉田裕平は17日からのびわこPG1ヤングダービー。木下翔太、佐藤隆太郎、大山千広らと激突。高野哲史は17日からの津一般戦で茶谷信次、井口佳典、森高一真らと相まみえる。深川真二は15日からの三国G3マスターズリーグで鈴木幸夫、今垣光太郎、三嶌誠司らと覇権を争う。

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2020年9月7日のニュース