【フローラS】横山武、父と4度目の重賞直接対決

ウインマリリンの追い切りを終えた横山武史（撮影・西川祐介）
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　2着までにオークス優先出走権が与えられる「第55回フローラS」（26日、東京）の追い切りが22日に美浦トレセンで行われた。好調・横山武史（21）が騎乗するウインマリリンに注目。名手・横山典弘（52）を父に持つ若き腕利きのリードで、樫切符を手中に収める。

　横山武はトップジョッキー横山典の三男で、祖父・富雄氏も昭和の名騎手だった。伯父・賀一氏も元騎手。そして、兄・和生も現役のライバル騎手と、まさに競馬一家で育った。ターフで大歓声を浴びる父に憧れてジョッキーの道へ。昨年は騎乗停止となった父の代打でダービー初騎乗を果たした。

　同年12月にJRA100勝を達成した際には「横山典弘騎手を超えられるように頑張りたい」と高らかに宣言。“名指し”された父は「真っすぐに育って長く乗ってほしい」と温かく息子の成長を見守っている。ちなみに、横山典と横山武の重賞直接対決は、今回が4度目となる。