【桜花賞】レシステンシア 驚がく4F49秒5!武豊サラリ「本当に軽く伸ばしただけ」なのに

[ 2020年4月9日 05:30 ]

<桜花賞>武豊騎手を背に坂路単走で追い切るレシステンシア
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 3歳牝馬3冠ロード第1弾「第80回桜花賞」(12日、阪神)の最終追い切りが8日、東西トレセンで行われた。チューリップ賞3着からの巻き返しを狙う2歳女王レシステンシアは新コンビを組む武豊(51)を背に坂路で驚がくの4F49秒5の猛時計。歴代最多の桜花賞5勝を誇るレジェンドと人馬一体の豪快デモで関係者を驚かせた。9日、出走馬・枠順が確定する。

 「レシステンシア 49秒5」。栗東の坂路モニターに衝撃の数字が浮かび上がる。報道陣がマスク越しに驚きの声を上げた。単走。武豊の手は全く動かず馬なり。それが自己ベストを2秒2も更新する圧巻タイム。もちろん8日の栗東4F一番時計だ。2番手が50秒8(ランドネ)だから、その桁違いぶりが分かる。

 「51秒くらいの感覚だけどね。(ラストを)本当に軽く伸ばしただけ。思ったよりも速かった。改めて、この馬のポテンシャルの高さを感じた。レースが楽しみになりました」。目を丸くする報道陣。その場にいたミヤマザクラの福永、リアアメリアの川田、ヤマカツマーメイドの池添の3人にも、すかさずタイムを教える。「エーッ!」とのけぞるライバル3人。その様子をいたずらっ子のように楽しんだ。

 馬体重こそ、さほどの変化はないが確実に筋肉の厚みを増しているレシステンシア。ここに来ての成長とチューリップ賞をひと叩きしての状態アップがかみ合い、天才騎手が体感誤差を覚える登坂を見せた。「2歳牝馬チャンピオンという先入観もあるけど随分と成長していると感じる」。武豊は証言した。

 松下師は早々と作戦に言及した。「後ろの馬に脚を使わせる競馬がいい」。ハイペースの逃げ。驚異的なレコードで押し切った阪神JFの再現を狙う。これだけの追い切りを見せれば、他馬はなかなか突っかかれない。猛デモには、そんな効果もあったはずだ。

 武豊は新馬戦1着以来の実戦騎乗。「勝ったレースも負けたレースもじっくりVTRを見て参考にする」。04年ダンスインザムード以来、16年ぶりの桜花賞6勝目へ。日本中が暗く沈む今だからこそ、競馬に革命を起こした男が美しく勝つ姿を見たい。

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