【きさらぎ賞】グランレイ、春の主役名乗りへ鬼脚再び!休み明けも問題なし

[ 2020年2月4日 05:30 ]

グランレイ
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 今週の京都メインはクラシックの登龍門「第60回きさらぎ賞」(9日)。昨年の2歳G1上位馬の先陣を切ってグランレイが20年始動戦を迎える。朝日杯FS(3着)でメンバー最速の上がり3F34秒9をマークした切れ者。未勝利を完勝した京都で重賞初制覇を果たし、春の主役候補に名乗りを上げるか。

 今後を占う意味で重要なレースだ。朝日杯FS3着のグランレイが、きさらぎ賞で始動する。その前走はスタート後に隣の馬と接触して後方からの競馬を余儀なくされた。騎乗した池添が「スタートの接触がなければ」と悔しい表情を見せていたのが印象に残っている。

 勝ち馬サリオスは3番手からスムーズな立ち回りを見せ、2着タイセイビジョンも4角では好位置に取りついていた。対照的にグランレイは4角15番手。外を回るロスがありながらメンバー最速の末脚(3F34秒9)で追い上げを見せた。担当の平野助手も「前走はスタート後に挟まって後ろからの競馬になった」と想定外の一戦を振り返るが、収穫も大。「直線で外へ出してからはいい脚を使ってくれました。中間は口向きの悪さも徐々に解消して、(ハミの)抜き差しもしっかりとできるようになっています」。敗れたものの20年の飛躍を予感させる内容だった。

 前走後はリフレッシュ放牧で英気を養った。帰厩後は坂路、CWコースを併用しながら調整。1週前追い切りはCWコースで実戦を想定し、前を追いかける形。6F83秒7~1F12秒0できっちり先着を果たした。「先週の動きが良かった。カイバもしっかりと食べて、先週時点で462キロ(前走時452キロ)。少し余裕のある体つき」としながらも「仕上がりの早いタイプなので」と不安視していない。

 舞台となる京都芝1800メートルは新馬戦で3着だったが、当時は逃げてのもの。「精神面で成長していますし、距離も持つと思います」と自信をにじませる。今年早くも6勝を挙げる好調・池添学厩舎の期待馬が、淀のターフで大暴れする。

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2020年2月4日のニュース