【東京新聞杯】サトノアーサー、笑う門には福きたる 絶好舞台に陣営ニッコリ

[ 2020年2月4日 05:30 ]

 今週の東京メインは「第70回東京新聞杯」(9日)。18年エプソムC以来の重賞2勝目を狙うサトノアーサーが順調な仕上がりを見せている。1週前は坂路単走でいっぱいに追われ、4F51秒3~1F12秒0をマーク。担当の田重田助手は「2週続けてビッシリとやりました。時計も出ています。今回は馬体が増えて帰ってきましたが、今はいい感じに仕上がっています」と手応えを示した。

 2番人気に推された前走・キャピタルSは6着。不良馬場に持ち前の末脚をそがれた形だが、「以前ほど馬場が悪くなっても気にならなくなりました。折り合いもつくようになって、長くいい脚を使えるようになってきました」と成長を感じ取っている。

 デビュー2連勝でクラシック候補の呼び声を集めた逸材。6歳を迎えたが、まだ14戦と馬は若く、今が円熟期だ。「ダービー(10着)、菊花賞(11着)は距離が長くてかみ合わなかった。1600~1800メートルがベストの距離ですね。今年は何とか大きいところを獲らせてあげたい」。秘めた能力を思えば、G3・1つでは足りない。さらなる高みを目指して結果を追い求める。

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2020年2月4日のニュース