【シルクロードS】コウセイWINへ加速!4度目の正直へ豪快12秒3

[ 2020年1月30日 05:30 ]

ウッドチップコースで追い切るセイウンコウセイ(撮影・郡司 修)
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 京都の「第25回シルクロードS」では、メンバー唯一のG1馬セイウンコウセイが同レース4回目で初勝利に挑戦。Wコースの追い切りで好調をアピールした。 

 今や美浦の冬の風物詩!?4年連続でシルクロードSに参戦するセイウンコウセイがWコースを快走した。東京開催中とあって、先週とは逆の左回り。ゴール前で軽く手綱を動かしただけでグンと豪快に加速。5F69秒4~1F12秒3。G1優勝馬だけが着用できる星入りの特殊ゼッケンが誇らしげに揺れた。

 上原師は穏やかな表情で切り出した。「動きは良かったね。(中山開催中の)先週は京都と同じ右回りでしっかり追ったので、今週はサラッとしまいだけ時計を出す感じで。実際に結果が出ているし、毎年冬場のこの時季は体調もいい」

 1~3月の厳寒期は【3・5・0・2】の冬将軍。3年前はシルクロードS2着をステップに高松宮記念でG1初制覇。シルクロードSは翌18年も2着に頑張った。昨年の同レースは15着に失速したが、これには明確な理由がある。指揮官は「当時は行きっぷりが良くなかったので初めてブリンカーを着けたが、効き過ぎて爆走気味になってしまった」と敗因を挙げた上で「ただそこで前向きになった効果で、次の高松宮記念(2着)は好走してくれた」と“再浮上”のきっかけになった。

 京都芝は【2・2・0・4】。現地で1泊する関西圏の遠征競馬も得意にしている。「7歳になったけど、動きは今までと変わりなく安定している。あとはハンデだけ。トップハンデの馬が勝ちにくいレース傾向なので…。ただコウセイ自身は58キロは背負い慣れている。何とか重量を克服してくれれば」と自慢の先行力に託した。昨秋はスワンS(8着)で切り上げ、放牧を挟んで青写真通りにここに備えた。今春も高松宮記念(3月29日、中京)が大目標。AJC杯のブラストワンピース同様、ただ一頭のG1馬が貫禄を誇示すれば、G1・2勝目に弾みがつく。

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2020年1月30日のニュース