【弥彦記念】諸橋 地元記念3連覇「目標はグランプリ」

[ 2019年7月29日 05:30 ]

弥彦記念3連覇を決めた諸橋(左)と俳優の塩谷瞬から祝福される                               
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 弥彦記念決勝は28日行われ、諸橋愛(79期)が地元記念3連覇を飾った。諸橋の記念優勝は18年7月の弥彦以来、通算7回目。

 レースは松井―渡辺―岡村―小林―諸橋―藤原―清水―山田―柴崎で周回。残り2周半から清水―山田―柴崎が上昇、松井を抑えて赤板で前へ。続いた小林―諸橋―藤原が7番手の松井を警戒しながら打鐘で仕掛ける。松井がすかさず巻き返すと渡辺が離れて諸橋がブロック。松井の単騎カマしの流れになり、小林―諸橋―藤原がやや遅れて松井を追走。5番手の清水は最終バックで内に入り不発。

 松井―小林―諸橋―藤原で最終4コーナーに入り、諸橋が直線外を追い込んで優勝。逃げた松井が2着に粘り込んだ。3着は藤原。

 地元ファンの声援を受けた表彰式では「今年は泣かない(昨年は男泣き)と決めていた。本当にうれしい」と笑顔を見せたが、いろいろな思いも巡り、言葉に詰まるシーンもあった。

 地元記念3連覇は17年が悲願の地元記念初制覇、18年は前半戦で落車に苦しみ、S級S班のプレッシャーの中での優勝。今年は「今開催に向けて出場選手の中で僕が一番の準備ができたという思いがあった。初日はダメ(4着)だったが2日目からは(地元ファンに)応えられたと思う」。諸橋なりの手応えを感じていた中での優勝劇だった。

 「目標はグランプリ。次に乗った時にはゴールしたい(17年は落車)。自分がトップにいる時間は(年齢的に)あと数年だし、グランプリ目標に精進していきたい」。後半戦に弾みをつける地元記念Vだった。

 ≪諸橋の次戦は名古屋オールスター≫優勝した諸橋愛と2着の松井宏佑は8月14~18日のG1・名古屋オールスター、3着の藤原憲征は8月7~9日の和歌山F1。

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2019年7月29日のニュース