【浜松・オールスター】荒尾、圧巻SG3度目V “令和初”の称号

[ 2019年5月2日 05:30 ]

優勝し、カップを掲げる荒尾聡
Photo By 共同

 浜松オートのSG「第38回オールスター」(優勝賞金1300万円)は1日、12Rで優勝戦が争われ、荒尾聡(37=飯塚)がトップSから独走ゴール。17年12月の川口スーパースター以来となるSG3度目の優勝を飾った。なお、荒尾のオールスターVは2度目。

 07年4月の川口オールスターで悲願のSGVを成し遂げてから約12年。荒尾が雨走路で底力を爆発させた。ロッカーで観戦していた選手から「どうしてあんなに内のコースを走れるのか…」とため息が漏れたほど。ライバル7人を置き去りにする圧巻のレース内容に、荒尾は「枠が良く、雨だったし、試走からタイムを出そうと思った。1番人気で気合が入った。スタートが抜群に切れたし、内だけは絶対に外さないように気をつけた」と自画自賛。初日は不利を受けて未完走と不安の船出だったが、最高の結果で締めくくって笑顔が絶えなかった。新元号「令和」となったこの日、オート界初の優勝者としても歴史に名前を残した荒尾。「投票してくれたファンに感謝したい。次のレースが大事だと思っているので、いい結果を出せるように頑張りたい」とさらなる進化を誓って締めくくった。

 ◆荒尾 聡(あらお・さとし)1981年(昭56)6月28日生まれ、福岡県行橋市出身の37歳。飯塚支部所属。01年4月1日登録の27期生。同期は前田淳、角南一如、加賀谷建明ら。通算54V(SG・3V、G1・9V、G2・8Vを含む)。1メートル71、59キロ。血液型B。

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2019年5月2日のニュース