【NHKマイルC】マーズ、余力たっぷり軽快 2歳王者の貫禄

[ 2019年5月2日 05:30 ]

坂路で追い切るアドマイヤマーズ(撮影・平嶋 理子) 
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 1日の栗東トレセンは雨の影響で馬場が悪化し、坂路、コースともに時計を要した。その中で2歳王者のアドマイヤマーズが文句なしの動きを見せた。

 坂路単走で尻上がりにペースを上げると、ラスト1Fを12秒9にまとめてフィニッシュ。ビッシリ追われることなく、馬と乗り手のリズムを重視した調整。それゆえ時計は地味に映るが、軽快なフットワークで余力たっぷり。友道師は「前走の皐月賞(4着)は100%の出来で臨めたと思うので、その状態を保つ調整。いい状態で臨めると思います」と納得の表情を浮かべた。

 2歳時は無傷の4連勝で王者に君臨した。今年2戦は連敗を喫したが、今回は朝日杯FSでグランアレグリア(3着)を負かすなど4戦全勝の1600メートル。師は「朝日杯みたいな競馬をしてもらいたい。ずっと乗っているジョッキー(M・デムーロ)ですし、今回は得意のマイルに替わる。(令和)初めてのG1なので、勝ちたいですね」と力を込めた。

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2019年5月2日のニュース