ハルウララ、命名した宗石師「果たした役割大きかった」

[ 2019年2月27日 05:30 ]

のんびりと青草を頬張るハルウララ
Photo By スポニチ

 ハルウララは、管理した宗石大師(68)が「気性の激しい小さい子だったので少しでも穏やかになるように」との思いを込めて馬名を付けた。当時を振り返り「走らない馬が人気になるのは嫌だったが、高知競馬に廃止案も出た時で主催者に協力しようと思った。取材が殺到して大変だったが、その後、高知の売り上げも回復。ウララが果たした役割は大きかった」と語る。

 全国から届いた手紙や贈り物は約1000通。野村沙知代さん(故人)から“頑張れ”と墨で書いた手紙も届いた。「勝たなければいけない勝負の世界で命の大切さを大事にした。そこに共感した人がたくさんいたから人気が出たのでしょう」。師にとってもウララはかけがえのない存在だ。

続きを表示

2019年2月27日のニュース