【フェブラリーS】Dr・コパ氏、キッキング1100万で落札

[ 2019年2月5日 05:30 ]

Dr.コパ
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 コパノキッキングを所有するDr・コパこと小林祥晃氏(71)は愛馬との出合いをこう振り返る。「キッキングはアメリカのトレーニングセールでトップのタイムを出していた馬。村山師には10万ドルまでなら買うって伝えていた」。誰も競りかけてこず無事に10万ドルで落札。もし値がつり上がっていたらキッキングが日本で走ることはなかったに違いない。「アメリカは方角がいい」と米国での競走馬購入に乗り出したといい「俺の持ってる馬の平均が400万円。安い馬で勝つのが風水の極意。だから俺にしちゃあ高額馬だよ」と胸を張る。

 購入の決め手は「目」だったとも。「キッキングは脚が曲がってる。今でもね。でもスラッと長くてストライドがいい。特に顔が良く、いいまなざし」。デビュー前から米3冠やUAEダービーに登録するなど大きな期待をかけていたが、オーナーの相馬眼通りの快進撃を続けている。

 【キッキングVTR】

 衝撃デビュー 昨年2月のデビュー戦は既走馬相手とあって10番人気(単勝34・5倍)と低評価だったが、逃げて8馬身差の圧勝。2、3着が2、1番人気だったにもかかわらず3連単8万5440円の高配当となった。

 雷神もお手上げ 昨年4月7日に出走予定だった3歳500万(阪神ダート1400メートル)を左前肢挫創で取り消したが、復帰戦となった8月4日の500万(札幌ダート1000メートル)で初の古馬相手をものともせず5馬身差V。この日10戦5勝のモレイラ(カズマペッピーノ)もなすすべなく3着に敗れた。

 脚質転換 昨年10月の藤森Sは発走直後の不利で後方から。先行押し切りが勝ちパターンだっただけに万事休すかと思われたが、4角13番手から直線外を豪快に伸びて差し切り。新境地を切り開いた。

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2019年2月5日のニュース