【川口・SS王座決定戦】永井逃走V!“地元”で王座奪還

[ 2019年1月1日 05:30 ]

SS王座決定戦で優勝した永井は表彰台の上でシャンパンの栓を抜く(撮影・西川 祐介)
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 川口オートのSG「第33回スーパースター王座決定戦」が31日、12Rで争われ、1番人気の永井大介(41=川口)が10周回を逃げ切り先頭ゴール。15年11月の川口日本選手権以来となるSG通算15回目の優勝を飾った。なお、永井はスーパースター3回目のV。

 過去のSGは全て船橋支部時代に獲ったタイトルだった永井。ようやく川口支部として初のSGタイトルを手にした。「シリーズに入るまではネガティブな気持ちがあったし、まさか優勝できると思わなかった」と感慨深げ。決定戦は青山、木村、鈴木圭、高橋貢と相次いで追い込んでくる緊迫した展開。「エンジンもタイヤも2日目の状態にして、スタートも緊張せず切れた。抜かれないように小さいコースを走っていたけど、何とか最後まで集中できた」。楽には勝たせてくれないのがスーパースターだが、苦しい10周回の長丁場を乗り越えた末に味わった約3年2カ月ぶりの美酒は格別。表彰式では地元川口のファンが温かい祝福で出迎えてくれた。「凄い声援だった。選手冥利(みょうり)に尽きる」と永井。鈴木圭、青山ら新興勢力に負けず、19年もSG戦線をけん引してくれそうだ。

 ▽優勝戦VTR 1コーナー先制に成功した永井が、先頭を譲らず10周回を逃げ切ってV。青山が2番手で追っていたが、9周2コーナーで3番手、10周2コーナーで2番手へ進出してきた高橋貢が、猛追してきた鈴木圭を振り切り2着。鈴木圭は及ばず3着。

 ◆永井 大介(ながい・だいすけ)1977年(昭52)1月23日生まれ、東京都出身の41歳。川口支部所属。97年4月1日登録の25期生。同期は森且行、若井友和、有吉辰也ら。通算95V(SG15V、G1・23V、G2・13V、G3・1Vを含む)。1メートル71、48キロ。血液型O。

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