【浦和】的場 新記録お預けも「神のお告げ」12日大井で決める

[ 2018年8月8日 05:30 ]

<浦和競馬11R>3着でレースを終えた的場騎手騎乗のニチドウリュンヌ(右から2頭目)(撮影・郡司 修)
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 佐々木竹見元騎手が持つ地方競馬最多通算7151勝に並んでいる的場文男(61=大井)は7日、浦和競馬場で2鞍に騎乗。5、3着に終わり、日本新記録はお預けとなった。同騎手は8日から11日まで開催される船橋競馬では騎乗せず、7152勝達成の舞台は次開催の大井競馬(12〜17日)に持ち越されることになった。

 「また(記録達成を)延ばしちゃった。ごめんなさい」。そうペコリと頭を下げた的場の視線はもう次の舞台となる地元に向けられていた。

 「こうなってみると、“45年育ててもらった大井で達成しろ”という神様のお告げと考えたい。何が何でも早いうちに…。大井の初日(12日)か2日目(13日)には決めたい」

 7151勝達成から一夜明けたこの日。日本新記録に挑んだ10RのJRA交流競走で7番人気ダイヤインザラフに騎乗し、後方待機策から追い上げるも5着で掲示板を確保するにとどまった。続く11Rは2番人気ニチドウリュンヌに騎乗。10Rは馬主のローレルレーシングの勝負服での出走だったが、11Rではおなじみの「赤・胴白星散らし」を着用。果敢に逃げて先手を奪ったが、直線半ばで後続馬にかわされ、イノデギャルソンから3/4馬身差の3着に終わった。

 「(新記録を)早く達成したい気持ちがあったが…。自信のあった11Rはスタートがイマイチ。それでも逃げ切れるパターンだったが、自分が(緊張で)硬くなり過ぎて馬の力を発揮できなかった面もあって悔しい」

 そう早口で振り返った的場。船橋競馬開催期間の8〜11日は“夏休み”に充て、12日には充電完了した61歳ジョッキーが大井競馬場に戻ってくる。

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