【エルムS】紅一点アンジュ手応え!陣営から“勝負気配”漂う

[ 2018年8月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・函館=7日】函館の早朝は気温20度を下回る肌寒さ。細原は体を震わせての取材スタートとなった。「この凍えている姿を栗東の記者さんたちに見せてあげたいね」。先週の新潟と札幌で新馬2勝を挙げ、上機嫌の松田師が防寒対策バッチリの格好で報道陣の笑いを誘う。寒さ解消のためには厩舎回りが一番。早速、エルムSの函館滞在馬の取材へ向かった。

 注目は紅一点のアンジュデジール。ダート転向後は交流重賞3勝を含む【4・3・1・1】と底を見せず。ただ、このレースは02年プリエミネンスを最後に牝馬の勝ち馬がいないのが気掛かりだ。佐藤調教厩務員に状態を聞くと「環境の変化に動じずカイバ食いは安定。まだまだ良くなりそうな雰囲気だよ」と手応えありの表情。4走前のJBCレディスクラシックは、同じ右回りで5着に敗れたが「スタートでつまずいた。(右回りを)気にするタイプではないので」と意に介さない。陣営のトーンの高さに“勝負気配”を感じた細原だった。

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2018年8月8日のニュース