米G1に19年度からTCK所属馬出走枠設置 記者会見で発表

[ 2018年6月5日 05:30 ]

記者会見で新たな事業計画を発表する斉藤弘開催執務委員長
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 TCK(東京シティ競馬)は4日、大井競馬場で国際交流事業への新たな取り組みを発表した。95年にTCKと友好交流協定を結んだ米国サンタアニタ競馬場が、19年度からサンタアニタダービーにTCK所属馬出走枠を設置(最大2頭)。サンデーサイレンスやエーピーインディが勝ったこともあるG1で、ケンタッキーダービーなどクラシックへの重要なステップ競走だ。

 対象はTCK所属馬のみで、新馬や重賞など指定された国内レースの1、2着馬にポイントを付与。基準得点を満たした馬、これに準ずる馬が選考対象となる。サンタアニタ競馬場との協議を経て、出走意思確認後に遠征馬を選定するもの。実現した場合の輸送費用は両主催者が負担するという。毎年春にサンタアニタで実施されるG3東京シティカップにもTCK所属馬出走枠が設けられた。

 また、サンタアニタ競馬場に「TCKステーブル」を開設。東京都馬主会会員が所有馬を入厩させ、ここを拠点に米国各地の競走に出走させることが可能となる。TCKの斉藤弘副管理者は「既に2歳馬が購入され、動きだしている。将来的には東京大賞典(国際G1)への招待も視野に入れ、長期的に事業を継続していく予定です」とした。

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2018年6月5日のニュース