【エプソムC】アーサーも続く!ディープ産駒が国内外を圧巻

[ 2018年6月5日 05:30 ]

秋へ弾みを付けたいサトノアーサー
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 日曜東京メインは「第35回エプソムC」。昨年62勝を挙げてリーディングに輝いた池江厩舎は、先週の鳴尾記念が意外にも今年の重賞初V。3週連続で勝ち星を挙げており、ようやくエンジンが掛かってきた。全休日の月曜朝、厩舎の雰囲気も好ムード。サトノアーサーを担当する田重田助手の声も弾む。

 「順調ですよ。1回使って馬は良くなっている。何とか勝ってもらいたい。早く重賞を勝ちたいですね」

 15年セレクトセール1歳セリで2億円(税抜き)で取り引きされたディープインパクト産駒。新馬戦から2連勝を飾り、重賞でも勝ち負けを演じた。3歳時はクラシック戦線に挑んだが、ダービー(10着)、菊花賞(11着)は「距離適性」に苦しみ、結果を残せなかった。

 3歳暮れからは1600〜1800メートルへ路線変更。オープン特別で2、1、3着と堅実に走っている。前走メイSから中2週で再度輸送を控えるため、中間は馬体を戻すことに専念。3日には坂路を駆け上がり、4F57秒9〜1F13秒3をマークした。同助手は「馬体に張りが出てきたし、この馬らしい走りの感じになっている」と上昇ぶりを伝える。

 今春は東京でも海外でもディープ産駒が大活躍。国内G1・3勝&仏ダービーV、G2も1勝。今の高速ターフは持ってこいだ。英ダービーのサクソンウォリアーは惜しくも4着に敗れたが、その舞台となったエプソム競馬場の名が付いた重賞で、ディープ産駒のアーサーが初タイトル奪取に燃えている。

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2018年6月5日のニュース