【奈良記念】三谷竜 地元記念初V、兄・将太と兄弟ワンツー

[ 2018年2月26日 05:30 ]

奈良記念でG3・2勝目を挙げ、2着に入った兄の三谷将太(左)とポーズをとる三谷竜生
Photo By 共同

 奈良記念決勝は25日行われ、三谷竜生(101期)が会心のまくりで制した。2着に兄・将太が入り兄弟ワンツーで地元記念初Vを決めた。三谷竜の記念優勝は2場所前の高松に続いて通算2度目。

 レースは早坂―竹内―三谷竜―三谷将―稲垣―武田―河野―永井―香川で周回。前後がめまぐるしく入れ替わる激しい流れの中、打鐘前にスパートした早坂―竹内が主導権。その後ろに永井―香川。最終ホームで5番手の武田―河野がまくるも竹内のけん制で失速。後方からスピード良く踏み上げた三谷竜―三谷将―稲垣で一気にまくり切り、ライン3車で上位独占を決めた。

 優勝インタビューに臨んだ三谷竜は目を赤くしながら「今年はS班として地元記念に参戦することに。優勝を目指して一生懸命に練習してきた。決勝も絶対に勝つという強い気持ちで臨んだ。兄弟でワンツーを決められて本当にうれしい」と感極まった表情で振り返る。「なかなか兄弟で連係できる機会はないし、今度はG1の決勝で兄弟ワンツーを決められるように頑張りたい」と話して場内の大声援に応えていた。昨年、ダービーを制した三谷竜が今年早くも2度目の記念Vと勢いに乗っている。

続きを表示

2018年2月26日のニュース