悲願達成の“高知の名手”赤岡 名伯楽・内田師との裏話

[ 2017年6月30日 05:30 ]

優駿スプリントを制しガッチリ握手する赤岡(左)と内田師
Photo By スポニチ

 【地方競馬です!!】27日の優駿スプリントでバンドオンザラン(牡3=川崎・内田)が勝ち、鞍上の赤岡修次(40)は南関東重賞89回目の騎乗にして初制覇を飾った。「相当な回数、南関東に乗りに来てなかなか難しかったけど、勝てて良かったです。内田先生には5着を拾うつもりで気楽に乗れと言われていました。お世話になっている先生の馬で勝てて、一番うれしい」と顔をクシャクシャにして喜んだ。

 高知で06〜14年、9年連続リーディング騎手に君臨した赤岡は、5月15日から7月14日まで内田厩舎所属騎手として南関東を主戦場に活躍中。今回で3年目の南関東期間限定騎乗となるが、28日現在で27勝を挙げている。

 赤岡にうれしい重賞勝利をプレゼントした内田師は、通算1069勝を挙げている川崎の名伯楽。今回の赤岡起用について「最初は真島に騎乗依頼するつもりでいたが、先約(オーブスプリング)があった。真島が“赤岡さんに乗せてあげたら”というんで頼んだんだ。いつも朝早くから調教をつけてくれてるからね」と裏話を披露。誰からも慕われる高知の名手の悲願達成を、多くの関係者が喜んだレースだった。(鈴木 智憲)

続きを表示

2017年6月30日のニュース