【福島牝馬S】潜在能力高いウキヨノカゼ、1800M任せて!

[ 2017年4月21日 05:30 ]

ウキヨノカゼを管理する菊沢隆徳調教師
Photo By スポニチ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、福島牝馬Sにウキヨノカゼを送り出す菊沢師を直撃した。

 ――ウキヨノカゼは前走(中山牝馬S6着)で再び絞れて488キロ(前々走が502キロ)。

 菊沢師 はい。その前が少し重めだったので戻ったという感じ。馬体減とは違って良い傾向だったと思います。

 ――レースはいつものように後方から。

 後ろという位置取りはいつも通りなので構わないのですが、前走に関しては異常にペースが遅くて、そういう意味で結果的に厳しい位置になってしまいました。

 ――それでも末脚は目立ち、勝ち馬から0秒2差まで追い上げました。

 はい。初めてコーナーを4つ回る競馬だったし、道中の流れから大敗も覚悟したのですが、最後はよく差を詰めてきてくれました。

 ――今回も同じ1800メートル。距離は大丈夫そうですね?

 そうですね。前走の内容を見ると距離は何とかこなせそうです。まして小回りの福島コースなら大丈夫だと思います。

 ――ベストはG3を勝ち、スプリンターズSでも3着のある1200メートルだと思っていましたが…。

 ただ1600メートルのクイーンC(G3)も勝っていますからね。1200メートルから1800メートルくらいまではなんとか走れそう。ポテンシャルが高いということだと思います。

 ――状態に関してはいかがでしょうか?

 元々暖かい時季の方が走るタイプですからね。ここにきて馬体に柔らかみが出て良い感じに上向いてきています。

 ――最終追い切りは南Wコースで5F67秒4〜1F13秒0。馬なりで時計的には平凡でした。

 1週前に併せてきっちりやっており当該週はこのくらいで予定通り。動きそのものは素軽かったので何も心配していません。

 ――3歳の春に重賞を勝ち、既に7歳ですが、元気ですね?

 7歳といっても途中ケガもあってレース数は少ない(16戦)ですからね。衰えは感じさせません。

 ――今回は54キロ同士。過去54キロ以下なら5戦4勝2着1回で重賞も2勝しています。

 そこがいいですね。前走はハンデ戦で55キロ。勝ち馬は軽ハンデ(勝ったトーセンビクトリーは53キロ)でした。久しぶりに54キロで出走できるのは好材料です。

 ――できたら切れの生きる良馬場が希望?

 あまり滑るような馬場は良くないでしょうね。でもそれなりの馬場ならこなせると思います。何とか良い結果を期待しています。

続きを表示

2017年4月21日のニュース