【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】4日中山10R 充実一途の牝馬ワンブレスアウェイが牡馬撃破

[ 2017年3月4日 08:00 ]

 競馬の世界では「年末」だった先週、個人的に最も印象に残ったレースは日曜中山12R。引退する菅原師のラスト出走だったダンディーレイの豪快な追い込みに興奮した。結果は前残りを許して2着も、上がり3Fは2番目に速かった3着トウカイエントリーより0秒8も速い37秒2。本紙コラムで同馬を取り上げていた田中勝が、気合のこもった手綱さばきを見せてくれた。レース後の師は悔しがったのでは?と田中勝に聞くと「いや、淡々としていたよ」。師にとっても、納得の2着だったのだろう。

 本日の推奨レースは中山10R・スピカS。10頭立ての少頭数で馬券は絞る必要があるが、◎ワンブレスアウェイは信頼性の高い軸馬とみた。現在6戦連続で連対中。前走の初音Sは牝馬限定戦ながら、休み明けで1分46秒9の好時計をマーク。優勝したフロンテアクイーンは昨年の牝馬クラシックを賑わせた逸材で、価値ある2着と評価できる。

 その前走で馬体重が12キロ増えていたのは好印象。4歳を迎え、心身共に充実してきた感がある。中3週で臨む今回、稽古の動きは抜群で絶大な上積みが見込める状況。高レベルだったアメジストS2着から臨む○トーセンマタコイヤが強敵だが、同馬は既に6歳。上昇度はこちらが断然上だ。

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2017年3月4日のニュース