【中山記念】国内は最後?6歳ヌーヴォ 闘争心衰えず再び海外へ

[ 2017年2月21日 05:30 ]

世界各地を転戦してきたヌーヴォレコルト
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 14年オークスを制した6歳馬ヌーヴォレコルトが競走生活5年目のシーズンを迎える。世界各地を転戦して、昨年11月に米国G3レッドカーペットS制覇。さらに12月香港ヴァーズで4着に食い込んだ。管理する斎藤誠師は「“無事是(これ)名馬”は彼女のことを言うのでしょうね。頭が下がります」と称える。

 長期休養もなく、ひたむきに頑張ってきた。「体が大きくないこともあり、脚元のケガが一度もない。どこに行っても落ち着いている。輸送を苦にしないのも長所」と目を細める。

 中山記念は2年前に制した思い出の重賞。指揮官は「オーナー(原禮子氏)とは、この後は海外1戦で繁殖入りか、頑張れるようなら今年いっぱい現役で…と話し合っています」と今春あるいは年内引退の方針を明かす一方で「昨年は相手関係や展開などで成績の変動はあったが、力はいつも出し切っている。闘争心は全く衰えていない。中山1800メートルはベストで楽しみ」と愛馬の頑張りを祈った。

 今後はドバイ国際競走(3月25日=ターフとシーマクラシックに登録)か、クイーンエリザベス2世C(4月30日、香港シャティン)の海外再進出が視野。国内最後の雄姿になるかもしれない円熟ヌーヴォから目が離せない。

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2017年2月21日のニュース