【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】１５日中山１Ｒ　休養効果と砂替わりでリトルレグルスが激走

　雪が降ると幼少時にはワクワクしたものだが、競馬にとっては“天敵”。中止順延となれば各方面に多大な影響があり、ＪＲＡにも厩舎関係者にもファンにも、我々マスコミの人間にとっても喜ばしいことではない。

　本日の勝負どころは、雪の影響はあまりなさそうな中山から選択。１２レースの中で、配当的な妙味が最も期待できる◎は１Ｒのリトルレグルスだ。４カ月のブランク明け、中山芝マイルの前走は１３着大敗、さらには初ダートで一気の距離短縮。狙いにくい材料が満載だが、昨年７月の新馬戦（新潟芝１４００メートル、４着）で２番人気に支持されたように、もともと素質を高く評価されていた逸材だ。休養理由となった腰の不安は完全に解消し、乗り込み十分で年明けの追い切りの動きも文句なし。父アポインテッドデイ、母の父シーキングザゴールドの血統構成はむしろ砂向きで、実際、初戦で騎乗した蛯名も「ダートの方がいいかも」とコメントしている。年明けの３日間開催で５勝を挙げ、“暫定リーディング”と絶好のスタートを切った松岡騎乗も心強い要素だ。