【愛知杯】1番人気応えた!マキシマムドパリ重賞初V

[ 2017年1月15日 05:30 ]

愛知杯で鮮やかに差し切ったマキシマムドパリ(11)が重賞初制覇
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 牝馬限定のハンデ重賞「第54回愛知杯」が14日に中京競馬場で行われ、岩田騎乗の1番人気マキシマムドパリが差し切って重賞初制覇を飾った。

 雪が舞う中京の冷たい空気を、雪のように白い馬体が切り裂いた。道中は後方から4頭目でじっくり構えたマキシマムドパリが直線、外を回ってエンジン全開!2着サンソヴールに1馬身半差をつけてゴールした。岩田にとってJRA重賞制覇は一昨年の小倉2歳S(シュウジ)以来1年4カ月ぶりの勝利。鞍上は「うまく外に出すように言われていて、その通りに乗れました。賢くて乗りやすい。反応が良かったし、坂を上がってからもしっかり脚を使ってくれました」とパートナーを称えた。

 昨年4着に続いて格上挑戦で臨み、この一年の成長を示した。松元師は「やっとこの馬の走りができた。1年前よりカイバを食べるようになっているし、馬がしっかりしてきた」と充実ぶりを感じ取っている。今後は「オーナーと相談」と前置きした上で「マイルにも対応できる競馬をさせたい」と、目標にヴィクトリアマイル(5月14日、東京)を意識。タイトル奪取で賞金を加え、大舞台への道を切り開いた。

 ◇マキシマムドパリ 父キングカメハメハ 母マドモアゼルドパリ(母の父サンデーサイレンス)牝5歳 馬主・グリーンファーム 栗東・松元厩舎所属 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績19戦5勝 総獲得賞金1億5884万8000円。

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