【万哲の乱 特別編】15日中山10R 軌道に乗ったウインファビラスが全開

[ 2017年1月15日 08:00 ]

 中山10RのニューイヤーSといえば、1月中山名物のオープン特別。東京で代替された96年、02年を含めて、ずっとマイルで30年以上定着している。優勝馬を調べていくと、ユキノローズ、ケープポイントやマイネルヨースなど、懐かしい逃げ馬の名前も…。それぐらい中山マイルといえば、先行馬が強かった。

 ただ、芝コース改修後の中山は単純に「先行有利」とも言いにくい。暮れからの開催でも差し馬が台頭傾向。(2)ウインファビラスは“馬場傾向”も考慮しての指名。2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズ(2着)でメジャーエンブレムに続いた実績馬。2歳暮れから3歳春にかけて激しかった体重の変動もなくなり、体が増えて安定してきた。前走・ターコイズS(5着)はデビュー最高体重の466キロで、初の古馬相手に善戦。畠山師も「メンバーも集まっていた中、最後はよく伸びていた。体の方も安定してきた」と評価。阪神JFで好走したマイルも結果的にベストなのだろう。ここは前走と同じ中山マイル戦。別定戦とはいえ、据え置きの53キロなら戦いやすい。年初から白星量産の好調・松岡に全権委任だ。

 ≪もうひと押し≫中山5Rは(10)ジェイケイオジョウ。堀井師は「牡馬相手でも好走していた馬。牝馬同士のここは期待」と必勝態勢。

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2017年1月15日のニュース