【BCF&Mターフ】枠順確定!ヌーヴォレコルトは大外13番枠

[ 2016年11月2日 05:30 ]

日本馬初のBC制覇を狙うヌーヴォレコルト

 JRA海外馬券発売第3弾となる米国競馬の祭典「ブリーダーズCフィリー&メアターフ」(日本時間6日午前4時43分発走、米サンタアニタパーク競馬場芝10F)の枠順が1日、決まった。レースは13頭立て。日本から挑む一昨年のオークス馬ヌーヴォレコルト(牝5=斎藤誠)は大外13番枠(馬番も同じ)と決まった。

 ヌーヴォは先月26日に無事現地入り。同行した小原助手は「海外遠征も3度目で落ち着きもある」とコメント。送り出す斎藤誠師も「オークスを勝った時と同じぐらいの状態。あとは何とかいい馬場で…。道悪がいい印象を持たれているが、札幌記念(やや重)も馬場が響いた印象だったので」と絶好馬場を切望する。

 サンタアニタ芝10Fは芝スタートでダート→芝を横切る変則コースだがオークスVの東京と同じ左回り。馬場状態次第で日本並みの“高速決着”も十分ある。ヌーヴォにとって、約300メートルと中山(同310メートル)と同じスケールの直線も、昨年中山記念Vの実績から味方に付けられるはずだ。

 主要ブックメーカーの評価が高いのは8番の地元米国馬レディイーライ(牝4=C・ブラウン厩舎)。難病といわれる両前脚の蹄葉炎から立ち直り、前走のG1フラワーボウルS(芝10F)で復活V。オブライエン厩舎が送り込む愛オークス馬セブンスヘブンなども有力視されるが、全くかなわない難敵ではない。

 最終追いは日本時間2日に行う予定。試練の大外枠も馬群突破の根性も兼備しているヌーヴォなら克服できる。日本の至宝・武豊を背に、BC初制覇の快挙の期待が高まっている。

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2016年11月2日のニュース