【みやこS】得意の京都から天下獲り!変身必至アスカノロマン

[ 2016年11月2日 05:30 ]

みやこSで復活を期すアスカノロマン

 今年こそ悲願のG1タイトル奪取だ!!「第7回みやこS」に今年のフェブラリーS3着馬アスカノロマンがスタンバイ。今回からコンビを組む和田とは、一昨年2月の条件戦以来となる。鞍上は先週火曜から調教にまたがり、パワフルな身のこなしを絶賛し好感触をつかんだ。叩き良化型で気配は急上昇。新パートナーが復活Vへ導くか。

 アスカノロマンはG1初挑戦だったフェブラリーSで3着。ハイレベルな一戦で、勝ち馬のモーニンから0秒2差と地力の高さを証明した。その後も平安Sを制すなど、先行力に磨きがかかり素質が開花した。ところが地方交流重賞では帝王賞6着→南部杯4着と凡走。担当の佐藤厩務員は力負けではないことを強調。

 「休養明けの南部杯も状態は悪くなかった。直線も伸びていたが小回りコースが合わなかった。元々、使って良くなるタイプ。京都はベストの条件。今回は変わってくれると思うよ」

 復活を期す一戦に、今回からパートナーに和田を迎える。1週前のCWコース追いでは上がり重点に馬なりで4F54秒2~1F13秒6。詰まった間隔を考慮して全体時計はセーブされたが力強いフットワークで駆け抜けた。和田は「パワーが凄い。馬場に出てからの加速も凄かったしパワフル」と手応えを絶賛した。

 昨年のこのレースは4着に終わったが、以前とは完成度がまるで違う。これまで京都のダート戦は今年の平安S制覇を含め【5・2・0・4】と好走しているように絶好の舞台に替わる。「目標はチャンピオンズC(12月4日、中京)。ここで勝ち負けできないと今後も厳しいと思うので、全力で臨みたい」(佐藤厩務員)。力強い口調に陣営の意気込みが伝わってくる。

 同レースに登録していたモーニンは、ここを回避して来週の武蔵野Sへ向かう。悲願のG1タイトル奪取へ、勝ってライバルにプレッシャーをかけたい。

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2016年11月2日のニュース