【スプリンターズS】王者に死角なし!ビッグアーサー春秋連覇だ

[ 2016年9月27日 05:30 ]

 スプリンターズS過去10年のデータを徹底分析した結果、春のスプリント王者ビッグアーサーがV候補に浮上した。

 過去10年で2勝を挙げている外国馬が今年は不在。日本馬に絞ってデータを見ていこう。

 (1)重賞実績 勝ち馬8頭のうち7頭までが重賞2勝以上の実績馬。重賞未勝利だった14年スノードラゴンは同年高松宮記念の2着馬。重賞1勝止まりのシュウジ、ダンスディレクターあたりはちょっと実績不足かも知れない。

 (2)距離実績 過去の勝ち馬にはいずれも1200メートル戦での実績があった。これまた芝未勝利だったスノードラゴンが例外的な存在だが、同馬もダート1200メートルでオープン2勝と距離適性は示していた。1200メートル戦【0・1・1・2】のミッキーアイル、【0・0・2・1】のレッツゴードンキとG1馬が脱落する。

 (3)前走 好走馬のステップレースははっきりしている。最多5勝を挙げているセントウルSを筆頭に、06年の豪州馬テイクオーバーターゲットを含めた勝ち馬9頭までがサマースプリントシリーズからの参戦。サクラゴスペルは昨年も安田記念以来の休み明けで2着に好走しているが、今年はそれ以上の間隔。勝つまではどうだろうか。

 (4)近況 いくら実績があっても近況が振るわない馬は狙えない。14年Vのスノードラゴンはそれ以降連対なし。今年4戦で3着以内がないウリウリともども一変Vは難しそうだ。

 (5)鞍上 わずかな判断が明暗を分けるスプリント戦。乗り代わりでのVは外国馬を含め07年アストンマーチャンのみ。今年は有力馬の乗り代わりが目立つが、ここが大きなポイントになるだろう。

 結論 残ったのはビッグアーサー。コンビ2戦2勝の福永騎手に導かれ、スプリントG1春秋制覇を成し遂げる。

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2016年9月27日のニュース