菜七子 一番星目指せ!“見習いジョッキーシリーズ”新設へ

[ 2016年9月27日 05:30 ]

 JRAが来春にも、若手騎手がポイント制で総合優勝を争う“ヤングジョッキーズシリーズ(仮称)”を創設することが26日、分かった。出場対象はJRAと地方所属の見習騎手。JRAと地方競馬の各場持ち回りでシリーズ化される。

 中央と地方をまたいだ画期的なシリーズが誕生する。JRAは藤田菜七子ら見習騎手に特化した中央、地方交流競走のシリーズ化を内定。同シリーズに加わる地方競馬の各施行団体と詰めの協議に入った。レース数などは調整中だが、地方競馬の年度初めとなる来春4月にスタート。9カ月に及ぶシリーズ戦を経て、年末の有馬記念当日と大井競馬場で行われる東京大賞典の当日にファイナルステージを開催したい考えだ。

 外国人騎手や地方競馬出身騎手が通年免許や短期免許を取得できるようになったことで、若手騎手の騎乗機会が年々減少。そのためJRAは今年度から減量特典をデビュー後3年から5年に延長した。“ヤングジョッキーズシリーズ”は若手騎手の騎乗機会を増やし、育成していくことが目的。ビッグレース当日にも行うことで、より大勢の観衆にアピールできる。中央、地方のヤングジョッキー競演はファンの話題も集めるシリーズになりそうだ。

 ▽見習騎手 免許を取ったばかりの若い騎手に騎乗機会を多く与え、育成を図るために取られている減量制度。地方の減量規定は主催者それぞれで異なるが、JRAでは免許の通算取得期間が5年未満で100勝以下の騎手を対象に、特別とハンデ戦以外で通算30勝以下の騎手は3キロ、31勝以上50勝以下は2キロ、51勝以上100勝以下は1キロの負担重量が減じられている。

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2016年9月27日のニュース