【梅ちゃん先生　特別編】１０日中山８Ｒ　タニセンビクトリーの巻き返し

　このコーナーではスポニチ紙面ではお届けできなかった本日の勝負馬を取り上げていきます。人気馬から穴馬まで硬軟自在、レースも午前、午後を問わず、私が踏み込む馬券をお伝えしていきます。お付き合いいただければ幸いです。

　タニセンビクトリーは「穴馬の宝庫」と呼ばれる堀井厩舎の隠し球。デビュー２戦目の福島では後続を３馬身突き放す圧逃で初勝利を挙げました。この時２着のビービーバーレルが次走の未勝利戦を４馬身差で楽勝、年明けにはＧ３フェアリーＳを優勝しています。その比較からもタニセンの素質は分かるでしょう。

　前走・月岡温泉特別は骨折休養明けの一戦。新潟への長距離輸送でイレ込んでしまったうえに、スタートでつまづいて２馬身後手を踏む不利も重なりました。しかも、道中はスローペース。後方からではなすすべもありませんでした。今度は美浦から輸送距離の短い中山。１４キロ増の馬体もひと叩きされて、引き締まってきました。同枠に入った堀井厩舎のもう１頭ナイアガラモンローも前走で蛯名が手綱を取りましたが、今回はこちらに乗ります。堀井厩舎の勝負馬には蛯名か武豊が騎乗してくるのです。

　≪１０日中山３Ｒ・レッドアルソード、午前中の勝負馬≫前走は出遅れたうえに４角で進路を失い、内から大外まで持ち出す不利。それでも直線の脚色が際立っていました。未勝利は卒業できるでしょう。