【細原・騎手で獲る 特別編】10日阪神7R“金になる”義騎手が推奨サンライズレーヴ

[ 2016年9月10日 08:00 ]

 減量騎手で狙い目になるのがデビュー2年目以降のジョッキー。1年目は競馬に慣れるので精いっぱいだが、2年目以降になってくると徐々に感覚が研ぎ澄まされ、自分のスタイルが決まってくる。とりわけ騎乗フォームの大きな変化として現れるのが「追い方」。ズブい(反応が鈍い)馬を競馬で動かせるようになり好結果につながっている。これは練習して身につくものではなく、実戦を通してでしか体得できない。「1キロ=1馬身」の定説通り、記者も現役時代に身をもって恩恵を受けてきた。

 9日付け競馬面のドキュメントでも触れたが、デビュー3年目の義騎手は今年に入り人気薄での好走が光る。先週日曜の小倉・新馬戦を10番人気のケンビションでV。単勝5150円、3連単は40万超の大波乱の立役者になった。特筆すべきは鞍上の今年の単勝回収率。芝・ダート合わせ147%、芝(3勝)だけに限れば247%。つまり、全レースで単勝を購入し続けていればプラス計上になっていた。減量の恩恵に経験がミックスされた結果だ。本人もこの事実を把握していて「人気薄の馬で勝てたのは自信になった。乗り鞍も増えて、今はいいリズムで競馬ができている。今週も穴馬を持ってきますよ!!」と力強かった。特にサンライズレーヴについては「追い切りが今までで一番の感触。叩き2戦目で」と手応え十分。2キロ減が生きる。単複で勝負。

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2016年9月10日のニュース