【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】10日中山5R“走る配合”ルネディが大外枠を克服

[ 2016年9月10日 08:00 ]

 本社予想担当者に求められるのは、何よりも「的中率の高さ」。必然的に堅めの予想になりますが、レースによって自信度は異なります。新たにスタートする当コラムは、記者がその日に最も馬券勝負をしたい本命馬(配当的な妙味も含めて)を紹介していきます。

 秋競馬の開幕を告げる初日の中山は、比較的しっかりとした主役候補のいるレースが多い印象。軸馬としての堅さなら紙面で◎を打った10Rルールソヴァールが一番だと思うが、断然人気が確実な状況。回収率を考えると、人気が割れそうな5R新馬戦がお薦めだ。

 狙いはルネディ。まず、既にデビューしている併走馬を圧倒した最終追い切りの動きが秀逸。ダイナミックな脚さばきで、鞍上のゴーサインへの反応も実に鋭い。新馬の追い切りとしては破格のレベルだった。血統的にも、父ローエングリン、母の父サンデーサイレンスという配合は魅力たっぷり。G1・3勝のロゴタイプを筆頭に、今年の新潟2歳Sをデビュー2連勝で制したヴゼットジョリーなど2歳戦から大活躍したタイプがズラリそろっている。

 内枠有利とされる中山芝マイルで大外枠に入ってしまったが、そこは初めての実戦。発馬で後手に回ると馬群でもまれて最悪の形になる内枠より、むしろプラスとの見方もできる。この枠順を嫌われ、魅惑のオッズとなる可能性も十分だ。

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2016年9月10日のニュース