【福島新馬戦】「完全な自滅」木幡巧落馬にヒヤリもトゥレスに期待

　【東西ドキュメント・美浦＝１４日】先週、土曜１２Ｒの木幡巧の落馬はテレビの前で声が出た。翌日も騎乗していたが、ケガの影響が気に掛かる。高木は見舞いを兼ねて所属の牧厩舎に向かった。

　「あれは完全な自滅。内が空いていたので狙ったんですが…。少し首は痛いけど、影響はありません」。ここまで挙げた１８勝は新人で抜けた数字。順調なら今年中の▲（３キロ減、３０勝以下）卒業も十分だけに、大事に至らずに胸をなで下ろした。

　その木幡巧が今週、イチ推しするのが福島日曜５Ｒ（新馬戦）のクラウントゥレス。Ｗコースでの最終追いは１０００万のシェアード（３歳）相手に２馬身先着。仕上がりの早さと能力を存分に見せつけた。「古馬に劣らないいい動きだった。並んだときのハミの取り方もいいし、素直でいい子。新馬向きだと思います」。

　先週は“失敗”したが、積極的な騎乗で評価を高める競馬一家の次男坊。自信を帯び始めた口ぶりに、高木は馬券のにおいを感じ取った。