【函館記念】函館の芝合うミラノ雪辱の時 丹内「内枠欲しい」

[ 2016年7月15日 05:30 ]

丹内騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、函館記念でマイネルミラノに騎乗する丹内騎手を直撃した。

 ――マイネルミラノですが前回に騎乗した前々走(新潟大賞典5着)は、プラス10キロで488キロの体でした。

 丹内 調教も乗っていたのですが、動きも良くて太いという感じはしませんでした。

 ――序盤は注文通りハナへ。

 逃げてこそのタイプ。他の馬が控えてくれてスンナリ行けました。

 ――前半は59秒5のペース。

 あまり引っ張ってスローに落とすより、ある程度グングン飛ばして行った方がいい馬なので、まずは思い通りの競馬ができたと思います。

 ――4コーナーではすぐ後ろに1頭迫っていた。

 手応え良く運べてはいたのですが、後ろが思ったより早く来てしまったという感じでした。

 ――ああなると新潟の長い直線はキツくなる?

 長かったです。それでもまずまず粘ってくれていたのですが、ラスト100メートルで手応えがなくなってしまいました。

 ――前走(エプソムC3着)は他の騎手が乗ったのですが、またもプラス体重(プラス6キロで494キロ)でした。

 今回も牧場から直接、競馬場に入っているので、どこまで絞れたかつかみづらいのですが、調教に乗った感じでは重め残りとは感じませんでした。

 ――最終追い切りは相沢師から「ある程度ビシッとやるように」との指示があったと聞きました。

 先生も目を凝らしてご覧になっていたので、指示に従う形でびっしりやりました。楽に動いてくれて状態の良さを感じました。

 ――追い切りはブリンカーは着けず、後ろから追いかける形。

 いい感じで動いてくれました。ただ、実戦ではいつも通りブリンカーを着けて逃げる形になると思います。

 ――昨年のこのレースは2番人気で8着。

 16頭立ての大外枠になってしまいました。そのせいでハナに行くまでキツくなってしまった。今年はできたら内枠が欲しいですね。

 ――昨年の巴賞1着もあるように本質的に函館の芝は合いそう?

 合っていると思います。洋芝は気にしないし、今週は仮柵もある。そもそも脚質的に小回りもいいですから。

 ――となるとやはり、あとは展開?

 今回は他にも前へ行きたい馬もいるみたいだけど、自分のペースで逃げられればチャンスは十分にあると信じています。

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2016年7月15日のニュース