菜七子が落馬負傷 園田7Rで2着ゴールも…以降乗り代わり

[ 2016年7月7日 05:30 ]

園田7Rで落馬し、うずくまる藤田を関係者が囲む

 菜七子の“関西デビュー”はほろ苦いものとなった。6日、JRA新人女性騎手の藤田菜七子(18)が地方7場目、関西圏初となる園田競馬に参戦。計4レースの騎乗を予定していたが、4R8着後の7Rで2着ゴール入線後に落馬。担架で医務室に運ばれ、左下腿打撲の診断で以降の2レースは乗り代わりとなった。

 アクシデントが起こったのは7R。菜七子騎乗の3番人気クリノエベレストはスタート後に包まれる形で後方2番手からになったが、向正面からグイグイ押し上げて抜群の手応えで4角大外へ。首差まで迫る惜しい2着でフィニッシュしたあとだ。騎乗馬が外側に逃避した際に落馬。しばらくうずくまったままの姿に場内が騒然となる。いったん体を起こしたものの、担架に乗せられ医務室に直行した。

 園田競馬場医務室の診断は左下腿打撲。幸い痛みのある左足以外に問題はなく、病院には行かず美浦トレセンへの帰路に就き、安静にしながら経過を観察することになった。騎乗を予定していた9、10Rは乗り代わりとなった。

 菜七子は園田競馬広報を通じて「楽しみにしてくれていたファンの皆さまには申し訳ありません。予定されていた4つのレース全部に乗ることができず残念です。関係者の皆さまにも迷惑をかけて申し訳ありませんでした」とコメント。関係者によると、ケガをしたことより、残り2鞍に騎乗できなかったことを残念がり、気丈に振る舞っていたという。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月7日のニュース