【日本ダービー1週前追い】マジェスティ 2冠へ動き滑らか!

[ 2016年5月20日 05:30 ]

2冠へ向けてウッドチップコースで追い切るディーマジェスティ

 29日に行われる“競馬の祭典”ダービーの1週前追いが19日、東西トレセンで行われた。皐月賞馬ディーマジェスティ(牡3=二ノ宮)は美浦Wコースで追われ、上々の動きを披露した。

 先導役を務めた僚馬2頭をゆったりと追走し、徐々に差を詰めて直線は最内へ進路を取る。馬なりのままスッと前に出ると、先頭を進んでいたベルウッドサコン(3歳未勝利)は早々に脱落。2番手から食い下がった外のワイルドドラゴン(6歳1000万)を余力十分に1馬身抑え込んだ。

 12日の2週前追いがWコースで5F72秒7(馬なり)と極端に軽く、先週末は時計を出さず、今週は予定されていた主戦・蛯名ではなく佐々木助手が騎乗。やや疑問符の付く調整過程だったが、二ノ宮師は「そんなに強い調教は要らないので、きょうは助手に乗ってもらった。先週末は疲れが残っている感じもあり、時計を出さなかった。来週に向けて最善を尽くしている」と経緯を説明。

 この日は5Fから66秒8~1F13秒3と水準の時計で、動き自体も実に滑らか。師のジャッジも「体全体を使って走れているし、手前も替えて最後もいい感じ。スーッと伸びていくのを確認したかったが、それを見られて安心した」と納得の表情だ。

 最終追い切りに関しては「予定通り、来週は(蛯名)正義に乗ってもらう。今日これだけできているので、いいんじゃないかな」と指揮官。2冠が懸かる大一番に向け、細心の注意を払って調整を続けていく。

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2016年5月20日のニュース