【オークス】ロッテンマイヤー&厩舎G1初挑戦も「不安より期待」

[ 2016年5月20日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=19日】トレセンも季節の移ろいを感じるようになってきた。朝5時の目覚めで寒いと思ったオールドルーキー・小林も9時を回ると「ジャンパーを着て失敗したかな」とつぶやいた。日がさんさんと照りつけていた。

 そんな中、自転車を飛ばしオークスにロッテンマイヤーを出走させる池添学厩舎へ向かった。まだ開業2年目ということもあり、遠い場所にある。いずれは調教スタンドから近い場所(現在改修中)に移ることになる。中に入ると寺田助手が迎えてくれた。

 「引き運動を1時間ほどやりました。やれることはやった。厩舎にとっても初G1。ピリピリしてる?いや、いつもと変わらないかな。いい意味での緊張感?そんな感じですね」

 ジョッキーの兄・謙一は1番人気が予想されるシンハライトに騎乗する。桜花賞では2センチ差の2着に敗れているだけにリベンジの舞台。弟・学にとってもライバルと言えるか?

 「桜花賞組は一枚も二枚も上だと思っています。ロッテンマイヤー自身がこれまでそういう馬とは対戦していないので、未知数な部分が大きい。不安もあるけど、未知数という点では不安より期待の方が大きい」

 枠番抽選では8枠17番に決まった。外になっただけに、池添学師は「仕方ないですね」と言葉少な。ただ、10年に(8)(8)で決まったこともある。歴史は外不利を伝えていない。状態は絶好。あとはうまく運べるかどうか。新進気鋭厩舎の挑戦に注目が集まる。 

続きを表示

2016年5月20日のニュース