熊本への思い背負い真島が帰ってくる

[ 2016年5月20日 05:30 ]

募金活動を行う真島(左)

 【地方競馬です!!】ケガのため戦線を離れているトップジョッキー、真島大輔(32=大井)が久々にTCKファンに元気な姿を披露した。18日、開門時に勝負服姿で熊本地震被災者支援の募金活動。20日の開門時も同様に参加する予定だ。

 4月5日の大井競馬、左かかとの痛みで騎乗を取りやめた。その後、骨折が判明。治療に専念するため、故郷の佐賀(父は佐賀競馬の元徳師)に戻り入院。その2日目に熊本地震が発生した。「自分も何か力になりたい」。退院すると佐賀競馬場で地元騎手と共に募金活動を行った。自ら熊本県益城町に寄付をした。

 現在は復帰に向け、着々と準備を進めている。リハビリ、トレーニングに励み、調教での騎乗も再開。まずは29日の「九州ダービー栄城賞」(佐賀)にスポット騎乗。6月5日は韓国ソウル「日韓交流競走」でキモンアヴァロン(牡7=荒山)の手綱を取る予定。

 「本格的な復帰は大井でと決めていましたから」と次開催(6月6日開幕)からフル参戦。6月13日のSJT(スーパージョッキーズトライアル)第1ステージ(盛岡)にも間に合う。真島が躍動する姿が見られるのは間近だ。 (池田 裕文)

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2016年5月20日のニュース