菜七子 5日中山2RでJRAデビュー「一鞍一鞍大事に乗る」

[ 2016年3月5日 05:30 ]

中山競馬場でJRAデビューの藤田

 5日の中山2RでJRAデビューを飾る藤田菜七子(18)は、川崎でのひな祭りデビューから一夜明けた4日、美浦で調教に騎乗した。

 新聞やテレビなどで奮闘を知った厩舎関係者から「凄いね」「ファンになったよ~」と声が掛かると、菜七子スマイルがはじけた。日曜中山2Rで騎乗予定のホシノブーケ(牝3=根本)などの調教を、朝一番から黙々とこなした菜七子は「楽しかったです。乗せてくださったオーナー、調教師、厩舎の方々、たくさんの人に感謝しています」と晴れやかな表情で切りだした。

 3日の騎乗後は師匠・根本師が運転する車で美浦へとんぼ返り。美浦の騎手寮で夕食を済ませ、菜七子特集が組まれた「報道ステーション」などのテレビを見ることもなく、すぐに就寝したという。その一方で「できれば勝って、記者会見を受けたかったです」と勝負師らしい一面も見せた。

 根本師には「これだけ騒がれれば、同期もライバル心で燃えてくる。仕切り直しで頑張れ!!」と激励された菜七子。土曜中山の騎乗は2Rのネイチャーポイント(牡3=根本)1鞍のみ。「中山で乗るのは初めてなので、一鞍一鞍大事に乗りたいです。緊張!?少しほぐれました」と実戦経験を糧に、初勝利へ胸を弾ませていた。

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2016年3月5日のニュース