菜七子 JRAデビュー戦Vならずも…見せ場2着に大歓声

[ 2016年3月5日 10:45 ]

<中山2R>(4)ネイチャーポイント(右)で直線猛追!JRAデビュー戦を2着と健闘した藤田菜七子

 JRA16年ぶり、7人目の女性ジョッキー・藤田菜七子(18=美浦)が5日、中央競馬デビューを果たした。中山2R(ダート1200メートル・曇・良)で3番人気ネイチャーポイント(牡3)に騎乗。中団に位置を取り、直線で伸ばしたが、惜しくも2着だった。デビュー戦Vはならなかったが、3/4馬身差まで詰め寄る見せ場をつくり、場内のファンからは大歓声と拍手が沸き起こった。

 好スタートから、中団の前に付けた菜七子。3、4コーナーを中団に位置を取って通過した。直線に入るとネイチャーポイントが軽快な末脚を披露。ゴール手前で先頭のペニーウェディングに肉薄した。

 前日4日には「中山で乗るのは初めてなので、一鞍一鞍大事に乗りたいです。緊張!?少しほぐれました」と話したが、中央で2004年6月の増沢(当時牧原)由貴子以来となるJRA所属女性騎手の勝利は持ち越しとなった。

 中央初陣に先駆け、3日に地方・川崎競馬場で“ひな祭り”デビュー。合計6鞍に騎乗し、デビュー3戦目となった5Rでは豪快な追い込みで2着に食い込むなど、ファンを魅了した。

 6日は中山2Rでホシノブーケ(牝3)、同12Rでスワンボート(牡6)に騎乗予定。両レースで“目標”と語る憧れの武豊騎手(46)と対決する。

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