ムーア、４週間の騎乗停止処分へ　香港マイルで走行妨害

　ライアン・ムーア（３２）が、今週末から４週間の騎乗停止（１９日～１６年１月１４日）となる可能性が高くなった。同騎手はモーリスで優勝した１３日の香港マイルでエイブルフレンド（３着）など３頭の走行を妨害。香港ジョッキークラブは開催４日間の騎乗停止処分とし、９日にハッピーバレー競馬場で行われた国際騎手招待競走でも開催４日間（２８日～１６年１月１４日）の騎乗停止処分を受けていたことから、香港マイルの処分は即日（１９～２７日）とすることを決めた。

　ＪＲＡは海外の主催者と処分の相互適用を行っており、香港での騎乗停止期間は日本でもそのまま適用される。ＪＲＡは「（１５日の段階で）香港から正式な文書が届いていない。連絡があれば相互適用のルールに基づいて事務手続きを行う」としており、現在ムーアが行っている異議申し立てが却下された場合、裁定委員会などは行われず自動的に騎乗停止が確定。朝日杯ＦＳのイモータル、有馬記念のラストインパクトなどへの騎乗は不可能となる。