【中山５Ｒ新馬戦】ヴィータファン　人気に応え抜け出してＶ

　メイクデビュー中山は１９日、中山競馬場５Ｒ（芝・１８００メートル・晴・良）で行われ、田辺騎手騎乗の１番人気、ヴィータファン（牡２＝黒岩厩舎、父マンハッタンカフェ、母オカノハーモニー）が、差し切って新馬勝ちし、人気に応えた。勝ち時計は１分５０秒６。

　スタート後はヴィータファン、コスモダヴァンティ、カバトット、マイネルブリザードの４頭が横一線で先頭集団を形成。直後にエクセルレジェンド、ゴールドレイ、グラスセイヴァーと続き、２番人気のアイトラッキングと３番人気のアポロリベリオンは後方に位置を取った。

　３コーナーを過ぎたあたりから、コスモダヴァンティ、マイネルブリザード、エクセルレジェンドの３頭が集団から抜け出す形。ヴィータファンは最内に位置を取り、４番手あたりにつけた。

　直線に入ると、エクセルレジェンドが後退。逃げるコスモダヴァンティと追うマイネルブリザードの一騎打ちになるかと思われたが、脚をためていたヴィータファンが勢い良く２頭の間を割って抜けだし、そのまま先頭でゴールした。

　１馬身１／４差の２着に逃げて粘ったコスモダヴァンティ。そこから２馬身差の３着は後方から追い上げた３番人気のアポロリベリオンだった。