ドリジャニ産駒初V エスティタートの差し切りに将来性見た

[ 2015年7月7日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】強烈なインパクトを残す勝ち方ではなくても、中京で勝ち上がった3頭は豊かな将来性を感じさせた。新種牡馬ドリームジャーニー産駒初Vを飾った牝馬限定芝1400メートル戦のエスティタートは、狭いスペースをこじ開けるように差し切り。武豊も「体は小さい(434キロ)が父に似ていい走り」と高評価を与えた。

 混合の芝1400メートル戦を制したシュウジは、13年北九州記念を制したツルマルレオンの半弟。先行策から最後は流して1分22秒5の走破タイムは水準以上と言える。芝1600メートル戦は勝ち時計(1分41秒0)が遅くC評価だが優勝したロスカボスは出遅れながら内をさばいて抜け出し、評判を集めたアストラエンブレムの追走を完封。センスの良さが光った。

 4鞍が行われた福島は土日1頭ずつがB評価。土曜芝1200メートル戦のラッキーボックスは好位から最速上がりで2馬身半差の完勝。距離が延びても楽しみだ。4角で外に振られる不利を克服した日曜芝1800メートル戦のシャクンタラーも好素材。少頭数の函館2鞍は時計が目立たずC評価だが、いずれも完成度の高さを感じる勝ち方。2歳戦での活躍は見込める。

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2015年7月7日のニュース