【七夕賞】2頭使い音無厩舎、格言通りなら…侮れぬクランモンタナ

[ 2015年7月7日 14:20 ]

 「厩舎2頭使いは人気薄を買え」。使い古された格言だが案外有効。今週の七夕賞がまさにそうではないか? 先週のラジオNIKKEI賞をアンビシャスで制した音無厩舎が再度福島へ。レコンダイトとクランモンタナの2頭を送り込むが、前者はもちろん、後者にも侮れない手応えだった。

 「そう、あの時もサンライズベガが1番人気で3着。2頭使いは“人気薄を狙え”って言うだろ?」

 音無師が振り返ったのは5年前の七夕賞。勝ったのは人気薄の方、11番人気の伏兵ドモナラズ。52キロの軽ハンデを生かす柴田善の好騎乗だった。

 今回のクランモンタナは新潟大賞典9着、鳴尾記念7着と精彩を欠くが、ここに来て動きが一変。先週は坂路でレコンダイトと併せ、4F51秒4の猛時計でこれを完封している。

 「1馬身ぐらいかな。トンコロ食らわした(笑い)。時期的なものもあって良くなって来てるよ。体重がなかなか減らないが絞れて来るようなら」

 8日の最終追い切りで10キロ前後絞れて来るようなら“激変”も十分。あとは人気にならないことを願うのみだ。

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2015年7月7日のニュース