【ダービー卿CT】ソーンパーク丹内、余裕持って「勝てたらいいな」

[ 2015年4月3日 05:30 ]

丹内騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ダービー卿CTでコスモソーンパークに騎乗する丹内騎手を直撃した。

 ――コスモソーンパークの前走(小倉大賞典2着)は、ゲートの中で脚をパタパタ動かしている最中に扉が開いた。

 丹内騎手 はい。そのせいで出遅れてしまいました。中間のゲート練習でもうるさかったと聞いていたので、気をつけていましたが上手に(スタートを)切ってあげることができませんでした。

 ――前半は苦しい位置での追走になった。

 たしかに位置取りは良くなかったけど、馬場状態や枠順(2番枠)を考えて、内を回ろうと思っていたのでそのあたりはうまくいきました。

 ――向正面から早めに動かしていきました。

 小回りの小倉コースだったので、勝負どころでは前を射程圏に入れておきたかった。それで早めに動かしていきました。

 ――最後までよく伸びて半馬身差の2着。

 勝ち馬(カレンブラックヒル)はG1馬。それにしてはハンデ差もなかった(2キロ)のによく迫ってくれました。あらためて走る馬だと感じました。

 ――頭が高い印象はありませんがシャドーロールを装着。

 頭は決して高くありません。集中力を維持させるためか分かりませんが、厩舎の方々がいろいろ考えて着けているのだと思います。

 ――今回は56キロでハンデは据え置き。

 はい。それなりに通用した前走と同じハンデのままだったのは良かったと思います。

 ――直線に坂のあるコースの方が好成績を残している。

 そうですね。特に中山は得意にしている感じです。僕もこの馬で中山で勝っている(12年木更津特別)し、いいイメージで乗ることができます。

 ――中間の調教にもまたがった。

 はい。2週連続で乗せていただきました。遠征の疲れも全く感じさせず、いい雰囲気で動いてくれました。

 ――丹内騎手自身、先週(マーチS)に続き2週連続での重賞制覇がかかっています。

 勝ちを意識し過ぎてあまりガツガツすると、かえって良い結果が出ません。もちろん勝ちにはいきますけど、気持ちとしては「勝てたらいいな」という感じで余裕を持って向かいたいです。

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2015年4月3日のニュース