【阪神JF】堅実&心強い距離経験 レッツゴードンキをV指名

[ 2014年12月9日 05:30 ]

V条件を全てクリアしたレッツゴードンキ

 今週は2歳女王決定戦の「第66回阪神JF」。外回り1600メートルにコースが替わった06年以降、8年分のデータを徹底分析した結果、堅実&距離経験もグッドなレッツゴードンキが浮かび上がった。

【阪神JF】

 (1)大負けはダメ 抽選対象も含め、22頭(ユキノカトレアは回避予定)もいるが、戦績に注目すれば一気に絞れる。過去8年、6着以下の大敗があって、馬券対象になったのは12年2着クロフネサプライズ(小倉2歳S9着)だけ。優勝馬8頭に限れば、4着以下の完敗があった馬はゼロ。ファンタジーSを勝ったクールホタルビは函館2歳S8着、小倉2歳S13着と2度も大敗しているので論外。ファンタジーSで2番人気になったレオパルディナも6着では…。もう10頭脱落!?

 (2)マイル以上でV経験 優勝馬8頭は全て芝1600メートル以上で白星があった。473メートルの長い直線とゴール前に坂があるタフな阪神外回りは持久力が大切。短距離を中心に使っていた馬は厳しい。小倉2歳S優勝馬オーミアリスは大ピンチ。人気になりそうなダノングラシアス、コートシャルマンも勝ち星が1400メートルまでで脱落。

 (3)キャリアは2戦以上が理想 毎年、新馬戦を勝ったばかりの馬がそこそこ人気になるが、勝ったのは11年ジョワドヴィーヴルだけ。キャリアの浅い2歳戦とはいっても、2戦以上の経験は欲しい。仮に抽選を突破しても、新馬戦V直後のロカ、コルボノワールは過大評価は禁物だ。

 (4)関西馬有利 過去8年、関西馬7勝、関東馬が1勝だけ。レース直前に美浦~阪神の長距離輸送が待つ関東馬は、成長途上の2歳の女の子だけに試練。関東馬で勝った09年アパパネは栗東滞在。関西馬になり切ったのが正解。アルテミスSを制したココロノアイ、2連勝中のショウナンアデラは美浦で調整中。直前の輸送は試練だ。

 結論 ここまでクリアしたのはレッツゴードンキだけ。芝1800メートル(札幌)の白星は心強い限り。鼻差負けアルテミスS(2着)は敗れてなお強し。文句なしV候補だ。

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2014年12月9日のニュース