【ジャパンC】ジャスタウェイ、世界一の先行「積極的なレースを」

[ 2014年11月28日 05:30 ]

ローブティサージュ(左)に迫る福永騎乗のジャスタウェイ

 ジャスタウェイは福永を背に坂路で併せ馬。G1馬ローブティサージュ(京阪杯出走)を3馬身先行する形でスタートしたが残り2Fで並ばれ、前へ出られた。最後は鞍上が手綱を使って抵抗するも、半馬身遅れでフィニッシュ。見栄えのしない動きだったが原因ははっきりしている。

【ジャパンC】

 「馬場が悪すぎて脚をとられ、走りにくそうにしていた。先週より馬体に張りが出て、いい時に戻ってきている印象を受けた」と主戦は力のいる馬場が影響したと分析した。2日連続で降った雨の影響で、坂路は不良の状態まで悪化。須貝師は「(併せた)ローブは動くし、けっこう力強い動きだったよ。日曜に追ったCWコースで本来の“らしさ”が戻ってきているのを確認できた。素軽くなって体をよく使えていた」と動きに納得の表情を見せた。

 課題は距離克服。2400メートル戦はダービー(11着)、凱旋門賞(8着)ともに実績がない。それでも指揮官は「世界一の称号を頂いている。距離、馬場どうこうは言ってられない」と力を込めた。強烈な末脚で差し切ったドバイ遠征から8カ月近く“世界一”のタイトルを防衛。須貝師は「違ったジャスタウェイも見てみたい。積極的なレースをしてくれてもいいのかな」と先行策も示唆。新たなスタイルで世界一を証明するつもりだ。

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2014年11月28日のニュース