【ジャパンC】スピルバーグ 平凡時計も藤沢和師心配なし

[ 2014年11月28日 05:30 ]

スピルバーグの追い切りについて笑顔で話す藤沢和師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ジャパンCにスピルバーグで挑む藤沢和師に迫った。

 ――スピルバーグですが前走(天皇賞・秋1着)は5番人気で伏兵の一角という存在でした。

 藤沢和師 他馬との実績の差を考えるともっと人気がないと思いました。それだけ期待もされていたということでしょう。

 ――直線に向くや早々と外へ出しました。

 その時はもう少し我慢してから出しても良かったかと思ったけど、後から考えるとあそこで出していったからこそ勝てたのかもしれません。結果的に勝ったのだから好判断だったということでしょう。

 ――今度はさらに400メートル延び、ダービー以来となる2400メートル戦。

 天皇賞の内容からしても距離が延びる分には問題ないと思います。

 ――神奈川新聞杯(5走前)では先行して勝っていますが、持ち味は末脚勝負と考えて良い?

 そうですね。下級条件なら前にも行けたけど、決して走りたがるタイプではないのでこのクラスだと後ろからになると思います。

 ――走りたがるタイプではない?

 調教もそうだけどガムシャラに速い時計をマークするわけではありません。追えばしっかり伸びるけど、前半は前に付いて走れれば良いという感じです。

 ――最終追い切りも坂路で56秒6と時計的には平凡。

 調教だけ見ていると大丈夫かな?と思うくらい。でも天皇賞の時だって似たような時計(56秒0)だったので心配ありません。

 ――以前は使い込めなかったのが、体質強化で本格化した?

 この春だってエプソムCに行きたかったのに骨瘤(りゅう)が出て使えませんでした。それがここにきてだいぶパンとしてきました。今は本当に良い状態です。

 ――メンバーは天皇賞からさらに強化されます。

 簡単に勝てる相手でないことは百も承知しています。でもこのところの一連の内容から楽しみは持っています。

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2014年11月28日のニュース